と、自分の弱さに云いたい。
「彼女の世界」を思うだけで焦りを感じる。
「彼らの選択」を思うと、…判っていても辛くなる。
「彼女の世界」が私の半身になってしまった今、距離を開けようとといくらもがいても早々簡単に引き剥がすなど許すわけには行かない。

「彼女への批判は私への批判、彼女への賛辞は私への賛辞」
「彼女の世界、言葉、苦悩、喜びは、私が欲しかったもの!」
「夢の叶わぬ私には、彼女の活躍と生き様が何よりの誇り!」


――ここまで染まってしまった私とてわかる。「しかしはがして距離を取らねば、私は自分の半身で身を滅ぼす!」どちらにも寄れず、薬でぼやかせてフラフラしている今。

言葉が欲しい、血の通った言葉が欲しい。
生きた人間が見たい、生きたい。
自分に自信を持って生きたい。
すこしの意見で揺れるような心はごめんだ。

私の欲しいものは人の心。ものなんかじゃない。
私だけに向かってくる心が欲しい。

こんなこと言ってる私には、
きっと手に入らない……。

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先生、許してください。
いつか私はあなたで出来た半身を捨てる日が来る。
うらまないで下さい。いいえ、こんな話が届くことはないでしょう。

これでも、……愛してるんですよ、先生。慕ってるんですよ、先生。憎んでもいるんですよ。だから離れるのが難しい。半身になっちまったんですから。離れることがあっても、嫌って別れるのは嫌なんです…。

それは私が「この世界にささげた11年」が無駄になりそうで、怖いから。

――もっと強くなりたい…。
強いって、どういうことなんだろうなあ。
自分に自信をって、どういうことなんだろうなあ…。


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正午前、レキソタン服用。不調。

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