ひとりごと

2004年7月28日 日常
■バイトの同僚が地元の図書館で、私が上杉好きになりついでに10年近くも追いかけてきた小説:「炎の蜃気楼」を探そうと躍起になっている。どうしても読んでみたいらしい。趣味やら旅行やら歴史やら話しているうちに結構「炎の蜃気楼」を探し当てるヒントを与えてしまった。心のうちでは「やめとけ」と制止する声があったのに、なぜあのような愚行に出てしまったのだろうか。やはり愚かしくも同志が欲しいという気持ちが働いてしまったのだろうか。――今はまだ「炎の蜃気楼」は私の聖域であり、……探し当てられたらなんとリアクションを返せばいいのか正直わからない。結果的に勧誘や布教のようなことになってしまって非常に不本意である。だからほんとに古墳級の墓穴を掘ってしまったのだ。――どうせ彼女には合わない。たしかに多くの武将は出てくるが、まっとうな歴史小説と一緒にできるモンじゃないんだよ。設定はあくまでも「媒体」なんだから。――……なんでひと月しか一緒に働かない「通りすがり」の人間にそんな行動を起こしたのか、今となっては本当に自分に対して理解に苦しむ。――まあ、探すのも読むのも勝手だ。私はただこれ以上しゃべらずに口をつぐむのみ。自分がかわいいから、自分と深くつながるモノが拒絶されるのは見たくない。

■私のバイト先の会社は"北C駅"(仮名!)にある。A駅からB駅へ向かう電車の中で、B駅で乗り換える私鉄が信号故障で運転見合わせになってると知った。…じゃあB駅の先のC駅で降りて、バスで北C駅前で降りればいいのだ! とひらめいた私、早速実行に移す。9時15分、バスが発車。10分ほど乗車して北C駅前でおりる。駅前から会社敷地内の目的の建物まで15分(敷地までなら10分ほど)。到着。コンビニで昼食を買い、タイムカード打刻。出勤→9:35分。5分の遅刻。……5分だけ?! しかも電車が止まってるというのにみんなきちんと出勤してる。時計は狂ってない。――はてさて、どこでなんの魔法を食らったのだろう?

■スケバン刑事(文庫版第8巻)を古本屋で買った。ついでに「九蓮宝燈殺人事件」も探してもらおうとしたが、店主のおっちゃん、在庫の多さでうまく探せなかった。……というよりかあの京極堂の部屋を恐ろしくしたような本の積み上げ方は危険だったぞ。――そしたら何たる幸運! BOOK-OFFのWEBサイトで「九蓮宝燈殺人事件」とスケバン刑事文庫版の未入手分(6-7-9-10-11)を注文できた! ――ショッピングサイトをうろうろしてたら古畑のDVDBOXの新譜予約が始まっていたのでそちらも予約。そうか、SMAP事件も黒岩博士事件も入るけど、「すべて閣下のしわざ」は収録されないか…。ということはあれだけは単品扱いになるんだなぁ。――スケバン刑事8巻、梁山泊のお話だった。24時間照明の第一棟、サディスト蛇マニアの第二棟、人骨コレクターミミズ養殖の第三棟……どれもキャラが濃すぎておもしろい。やはり一番のヒットは第三棟の人骨マニア院長。キャリアウーマン美人。人骨を真珠とほめる女。こんな公務員いるかっつーの!

■……ハナタケのあたりがなんだか痛い。まずいのかな……。ああもううっとうしい!

こういう夜は「江戸むらさき特急」で和むに限る。

コメント