宴の仕度…

2004年5月17日 日常
京極夏彦の本じゃありません(笑)。
ちょっとグチります。文章しっちゃかめっちゃかも。

今日はですね。2週間だけ入力のお手伝いをしてくれる人が来たのです。それなりに教えたことの飲み込みも早くて、まあまあ出だしはいいカンジだと思います。――ただですね。そのひと、私が作った注文書(前回の注文からすでに住所氏名の入った注文書を作成)を営業さんにさばく仕事(さばかれた注文書はお得意先に持っていくわけだ)をしたことがあるようで。そこからもらったクレームをたくさん聞かせてくれました。こともあろうに内部クレーム:社員からのクレームでした。先方から注意を受けただの(おまえさんのお客様なんだから届ける前に確認せい!)、こんなミスだらけの注文書に紙代:注文書代なんか払えねぇだの(キミの銭ではないだろう…)まぁ内容はともかくも結果として、

私のやってきた「注文書再発行」の仕事は無意味に近かった(大半が捨てられてしまうのだそうです)。
そして内部での連絡事項はほとんど伝わっていない(いつものことだけど…)。
これだけはまあ7割方間違いなかったようです。

でもクレーム作ってコトは、そういう書類を作ってしまったキミ(=琥純を筆頭とする入力隊)に責任があるんじゃないのかい? ――ハイそうおもったあなた、半分あたってますが、もう半分は違います。単なる見間違い認識違いの入力ミス(=伊藤であるはずが伊東になってたり。ちゃんと見てれば出来たもの)なら確かにわれわれの責任です。んが。ものごとそれだけでカタがつくもんでもありません。

「もう半分」の詳細を話してみましょうか。
これは一番大きな営業所のはなしです。
何のことはありません、「注文書の文字が崩れすぎてて読めない」「注文書の扱いに関して伝達事項が守られていない」「"ソフトの仕様なのでどうにもならない"という理解がない」のです。実はクレームのほとんどがコレを踏まえたものでもあるのです。そして、ミスが一文字でもある注文書は廃棄されるのです。4枚連写なので一枚10円と高い!

・名前部分の漢字が崩れすぎて読めずに名字だけを印刷し「名前が解読できませんでした」と付箋をつけたら「名前が抜けてるぞ」とクレーム。
・「株式会社」が「(株)」になっていたのでそう書いたら「株式会社と書け」とクレーム。
・入力欄に一切空白の入力が出来ない仕様である旨を事前に説明したのに、「山田太郎」「代表取締役・田中一郎」と表記されることに対し「空白を作れ」「真中の"・"は見苦しい」とクレーム。
・一部入力できない旧字体があるの旨を説明した上でやむを得ず新字体を使用したところ「旧字に直せ」とクレーム。
・入力文字数に制限があるため都道府県を抜くと「住所はきちんと書け」とクレーム。
・住所にスタンプは使うなと通達があったはずなのに、薄いスタンプでよこし、読めないのをなんとか解読したところで「間違ってるぞ」とクレーム。
・よその百貨店と比べる「××百貨店はああなのになんでウチは…」。
・年末から年度始めをこえると出てくるクレーム「肩書きが違ってるよ!」…んなことまで知らん。

…面倒だとか眠い疲れただとかうだうだ云いますが、私に出来ることはキチンとやってるんです。「つもり」なんかじゃない。お金と信用がかかわってくるんです。ここの会社は注文書一つとっても抜かりがないと言われるように努力しておるのです。私だけかもしれませんが、勤務している以上はオペレーターとしての心意気ってもンだってあるんです。あのソフトを使いこなせるのはソフト会社のSEさんを除けば私しかいません。くだらないけどそーゆー意地もあるんですッ。きっ!

しかし向こうの言い分もすこしはもっともでありまして、ここまでくると、なんだかやる気も失せるってもんです。前回注文書を再発行して営業所に送付するとき、「新規で注文書を起こすときは、綺麗な字で書いてね。文字が読めないほど汚いとあとで再発行するときにオペレーターが読み間違いを起こして最後にあんたらが困るんだよ、理解してよね…」って通達文書を入れておいたのに、まあよくも守ってくれませんでした。いえ、守ってくれる営業所もあったんです。毎日毎日「読めない文字ありましたか?」って聞いてきてくれたとこもあったぐらいです。そういうとこに限ってみんな綺麗に書いてあるんです。――大きい営業所って余裕ないんですよね。
まあソフトの仕様は私ではどうにもなりませんし、約束や伝達事項が守れないのならそれなりのものしか作れませんし、読めないものは手の尽くしようがありません。全営業所に問い合わせていたらそれだけで一年が終わるでしょう。

――…しかし運命の神というものはおかしなコトをするものです。

今週の末にその問題の大営業所のえらいサンが見に来るんだそうです。「いったいどういう仕事をしておるのか」と。前回(去年の冬)3000枚近くの注文書を作成したもののこちらに戻ってきた(=実際に注文に使われた)のは973枚。よほど気に食わない内容だったのでしょうか…前回のは結構会心の出来だったんですが(だって全件修正したのアタシだし!)。こちら側は困惑満タンなのですが、そっちがその気ならアタシは迎撃の用意があります。ソフトの細かい仕様説明などは社員に任せて、

無表情高速タイピングDE威嚇大作戦
〜だれもアタイを止められない・2004初夏〜


…だだだだだだって、これしか武器ないんだもの!
お話して人を説得させるなんて芸当出来ないし!
ただでさえ仕事遅れてるから急がないと!

絶対「こんなに早く打ったら間違うよなー」とか嫌味言われそう。
ゆっくり打っても間違いは変わらんよ。いいか、無視したれ。

アタシは自分のミッションを成し遂げるだけサ。
さあ、宴が始まるよ……(顔面蒼白)。

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