M氏とわたくし。
2003年9月28日友人M(本人は知人と言うやも知れぬが)から電話がかかってきた。
Mからの電話はこわい。……別に嫌いだとか、かけて欲しくないというのではない。Mの話は私にとっては特殊な部類であるのだが、毎度毎度その話が半分も理解できず、それが相手に申し訳なく同時にそんな己が情けなく思え、それらに打ちのめされる、精神的不安定になる、それが怖いと云った理由である。
通話後に落涙したことも安定剤を服用したこともある。
Mと会話をしていてつくづく思うのは、私は「答え」を探してばかりだなという点である。Mが満足する答えは何か、Mが否定しない回答は何か、過程より先に正答を。そればかり考えているような気がする。
――Mに否定されるのが・見放されるのが・呆れられるのが「怖い」のだと思う。変な話である。数度しか実際に遭ったことがなく、殆ど端末を介して付き合っていて、しかもその頻度はそんなに多いほうではない。そして私は情けないことに、未だMの人となりが良く分からない。なのに――、
そうして氏を怖がった上で私は、
Mの洞察力で私が知覚していない瑕を探り当てる。それを待っているような気もするのである。
そんな具合に依存してるから、不安定にもなってしまうんじゃないだろうか。「自分」を持っていれば、なに云われても少しは平然としていられるだろうに。
なんだかみじめになってきた。
ひと月ぶりに安定剤を飲むことにして、
今宵の電話のことは忘れるようにしよう。
たちどころに忘れようと思う。
M氏、ひとまず「ごめん」。
*-----------------*
ここまで来て、書かなきゃよかったと思う。
文章にしたら「違って」しまうようだ。
ちぇ。
Mからの電話はこわい。……別に嫌いだとか、かけて欲しくないというのではない。Mの話は私にとっては特殊な部類であるのだが、毎度毎度その話が半分も理解できず、それが相手に申し訳なく同時にそんな己が情けなく思え、それらに打ちのめされる、精神的不安定になる、それが怖いと云った理由である。
通話後に落涙したことも安定剤を服用したこともある。
Mと会話をしていてつくづく思うのは、私は「答え」を探してばかりだなという点である。Mが満足する答えは何か、Mが否定しない回答は何か、過程より先に正答を。そればかり考えているような気がする。
――Mに否定されるのが・見放されるのが・呆れられるのが「怖い」のだと思う。変な話である。数度しか実際に遭ったことがなく、殆ど端末を介して付き合っていて、しかもその頻度はそんなに多いほうではない。そして私は情けないことに、未だMの人となりが良く分からない。なのに――、
そうして氏を怖がった上で私は、
Mの洞察力で私が知覚していない瑕を探り当てる。それを待っているような気もするのである。
そんな具合に依存してるから、不安定にもなってしまうんじゃないだろうか。「自分」を持っていれば、なに云われても少しは平然としていられるだろうに。
なんだかみじめになってきた。
ひと月ぶりに安定剤を飲むことにして、
今宵の電話のことは忘れるようにしよう。
たちどころに忘れようと思う。
M氏、ひとまず「ごめん」。
*-----------------*
ここまで来て、書かなきゃよかったと思う。
文章にしたら「違って」しまうようだ。
ちぇ。
コメント