壁に耳アリ障子に…

いえね、バイトでね、別チームの子がウチのエリアを掃除してたんですよ。ありがたいじゃないですか。そしたらそこのリーダーが飛んできて、「いいのよ別にこんなとこまで掃除しなくても！こっちのチームはいつもヒマなんだからやらせればいいのよ」って小声で咎めるわけですな。

えーっと、ウチも忙しいんだなこれが。
そっちだけ被害者面せんでくれや☆
あのリーダー、仕事モードになるととたんにヒステリックになってこっちを敵視するから厄介なのよねぇ。

という怒りを蓄えつつ、両脇に書類を抱えたまま二人の真後ろに黙って立っていたのです。というか、二人の背中が私の行く手を阻んでいただけなのですが。

というわけで二人の背後にもっと近寄って、おもむろに、

「替わりますよ」

いやあ、驚きに満ちたリーダーの顔（笑）！
「あと300枚ほど（3，4時間かかる）始末したらヒマになりますから…ごていねいにどうも…」
と、もそもそと掃除機をもぎ取って、自分の脇にソレを堂々と置いて仕事再開してみました。向こうは「じゃあ頼むわね…」って引き気味の返事を残してゆきました。うーん、手ごたえが薄い。

実際に数時間後、私が掃除機を引きずって「ハイハイお足元しつれーい…」って掃除機をフローリングの部屋中にかけたんです…けっ。リーダーに「悪いわねぇ…」なんていわれても気にしないデス。

ものを云うときは、周りに注意。