夜、母が外出。…台所でラーメンを作ろうとどんぶりを出し、薬缶でお湯を沸かしていた父に、私は「ネットがつながらないんだけど…」と相談を持ちかけた。父に回線を見てもらい、私は台所で湯の番(笑)。――しばらくすると「直ったぞ」と父が台所に戻ってきた。「ではメールチェックでも、」と部屋に戻る私に、空のラーメンの袋片手に父がついて来た。(袋の中の乾麺のかけらを絨毯に落とさんでくれよ)と思いつつ説明を聞くに、ルーターがおかしかったらしい。あっさり一件落着。

そして事件は起きた。

父は台所で片付けものなど滅多にしない。つまるところラーメンのどんぶりは私が洗わねばならない。よって台所に足を踏み入れ、シンクを覗くと……、

「? どんぶりがない……」

(この時点で何のラーメンかわかった人もいるはずだ>チキ×ラーメンよ)
箸はあるのに、どんぶりだけない。食器棚をさがすと、数はそろっている。食べて洗ったというのなら、使った箸も洗えるはずだ。だけどスポンジもシンクも乾いている。

おかしな事があと2つあった。
薬缶の湯は減っておらず、しかしだいぶ熱を持っていた。つまり沸騰した後使うことなくそのまま放置されたのであろう。もうひとつは、ラーメン袋。袋もないのだ!――どう考えたってあのデザインはあの全国的有名即席ラーメンだ。台所はもとより、家中のごみ箱をあさったが、どこにも袋がない。

もしや、ラーメンを途中でやめたのではないだろうか。そう考えても説明はつかない。そうなると口をあけてしまった乾麺状態のラーメンがどこかに捨てられているはずである。それすらどこにもない。

さて、ラーメンはどこへ消えたのだろうか?

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私が幻覚を見たという推理もあるが、それはあまりにも寂しい(笑)ので却下。――答えは明日知る事になるだろう。

だってもうオヤジ寝てるしィ。

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